終戦記念日

今年も来たなぁ・・・


まぁ、呼び方は何だっていいんだよ「終戦の日敗戦記念日、・・・・
ホントは8月14日がポツダム宣言の受諾を通告して、終戦詔書の発布詔が出た日だからこっちが相応しいとか、実際に東京湾の米戦艦ミズーリ号上で日本政府全権重光葵外務大臣と、大本営全権梅津美治郎参謀総長が降伏文書に調印したのが9月2日だから・・・とかって意見もあるけど。もちろんこれらのことは歴史的事実として知っておかなければならない大切な事ではあるとは思います。でも多くの日本人に第二次世界大戦、いや太平洋戦争か、大東亜戦争か(←呼び名だってみんなが好きに呼んだらいいと思うし)終わった日はいつ?って質問したら、たぶん多くの人は『8月15日』って答えると思うんだよね。
これだって厳密に言えば、満州や、樺太や、千島列島で日ソ中立条約を破って侵攻してきたソ連との戦闘が終わったのだってもっと後なわけだし、南西諸島の日本軍を代表して現地司令官が降伏文書に署名したのは9月7日だし・・・
実際沖縄県だったら沖縄戦が終わった6月23日が「慰霊の日」ってことで公休日になってたりするわけで。


歴史的事実は大事なことやけど
慰霊や、追悼って「心」の問題だからさぁ。


そういう意味で、自分は8月15日に靖国神社や各道府県護国神社にお参りするのっていい事だと思いますよ。もちろん強制はあっちゃいけない、個人が個人の思いで参拝すればいいんじゃないかなぁ。自分も含めてご先祖様の御霊があるって人は多いだろうから。


ただ・・・・「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」でしたっけ・・・主旨は理解出来るんだけど、あんまりなぁ〜っと思ってしまいます。英霊が眠る靖国神社を政治利用・選挙利用しかねてませんか?みんな個人個人で行ったらいいんじゃないでしょうか?もちろん「議連」としてはあってもいいでしょうけど。
2007年に台湾の李登輝元総統が靖国神社を参拝しているんですけどその際「兄の霊を守ってくれることに感謝している」と述べ、また以前にも「日本の首相がどうであれ、私は靖国神社に行く義務がある。兄が祀られているのだから」と述べたたことがあるんですよね。
自分としては大切なのはこの精神じゃないのかぁ思います。


それと一部の左翼と一部の右翼の皆さん・・・8月15日前後に靖国神社の周りで騒ぎ過ぎじゃないですか?もちろん各々主義主張を表明することはとても大切なことですが、せめてお互いビラ撒き程度にしませんか。。。靖国は、というか戦没者を追悼するというのはもっと厳粛なことじゃないですか?


さらにマスコミの皆さん、総理大臣を筆頭に閣僚が靖国に参拝するかどうか・・・そんなに騒がなくてもいいじゃん、どうせ中国、韓国のマスコミが騒ぐのに日本のマスコミまで騒がなくてもねぇ。もっともっと戦争や平和について伝えるべきコトがあるんじゃないでしょうか?


と・・・偉そうなコトを言っておきながら自分は今年は行けてませんので、秋の例大祭にでも行こうかと思います。